無気力少女・熱血少年

作者桜宮 颯




 「お腹が空いて、力が出ない。」





 初めて、彼女と話しをしたのは桜が咲く春の季節。






 「むっくんはしんどくないの?何事にも一生懸命でさー。」




  彼女はいつも興味のなさそうな顔をしていた。






 「むっくん、この世界はね。むっくんが思ってるほど綺麗じゃないよ」





 彼女は何でそんな事を言うのだろう






   全ての原因

     は

   俺だった…。