れいにーでいず

作者ひろ

雨の日、校舎の外の白い何か。私はそれを見に行ったんです。

雨の日。

よく解らないだるさと、

どうしようもない恐怖に

襲われることはありませんか?


ちいさな戸の隙間から、

白い顔が見えることはありませんか?


鏡に映った自分の顔が、

確かに自分なのに自分ではないと感じたことは?


視界になにか白いものがちらりと入ったことは?



雨の日には、ご注意ください。