人間と、妖族が存在し、世界を二つに分けて支配している時代。
伝説の御子と予言されて生まれた皇女、氷雨。
彼女は、妖族によって、彼らが支配する妖の森へと連れ去られる。
連れていかれた地は、妖の都、陽都。
そこでであったのは、もう一人の伝説の御子、時雨。
彼は、氷雨に対し、俺の妻にならなければ人間の世界には戻さない、と告げる。