「僕は、この世界が大好きだ」
天才的な頭脳を持つ主人公ディアと、対照的に自他共に認めるおバカなベルク。
2人は美術学校で出会い、各々の青春を満喫していた。
が、2人は共に、相反する能力を持った人間だった。
「あれ」を退治するために存在する一族の末裔であるベルク。
そして、自身が「あれ」だと知らずに育ったディア。
世界の破壊こそ、世界を守ることなのか。
親友に剣を向けることが、世界を救うことなのか。
2人に突きつけられた運命は、あまりに悲しいものだった。
友情が生み出した、一つの奇跡の物語……。