隣のクラスの山沢くん

作者内田

隣のクラスの山沢くんは、ちょっと不思議。




隣のクラスの山沢くんは、ちょっと不思議。





「初めまして、隣のクラスの山沢です」



「僕のために毎朝フレンチのフルコースを用意していただけませんか。」



「まあ起きられないんだけどね」





わたしをからかって悪戯っぽく笑って、時々姿を消して。




「ねえ、隣のクラスの山沢くんって知ってる?」

「知らなぁい」


みんなが揃って知らないと言う。







 隣のクラスの山沢くん





彼は、ちょっと不思議。