ねぇ...
あの時二人で見た雪は、今年もあの街を白く染めているよ。
あの時あなたと見た沢山の光の粒は、今も私の心の中で悲しく輝き続けているよ。
雪の降る季節に必ず私は心の中で何度も呟く...
『ダイスキ。』
誰かに言いたい...
誰にも言えない...
二人の深くて悲しい恋物語は、あの時の雪と共に溶けてしまったのかな。
決して結ばれる事の無い二人の、悲しい恋物語。