睡れる花 ‐1つ年下の彼‐

作者金城 碧





 ―――弟の友達。


      最初はそれだけだったのに…





「 年下でも、俺だって男だよ?

  ちゃんとわかってんの? 」




私は、1つ年下の彼に      

 

      いつも振り回されっぱなし。






今日も彼は、濡れた唇を少し緩ませ

年下には見えないような妖艶な目で

 ――…それは不敵に、微笑んだ。