昭和七年夏。
帝都東京。
漠然とした不安の中で、
同時期に発生神隠しと無差別切り裂き殺人――
ただ日常を『生きて』いた
探偵兼科学小説家の唄川英介は一人の少年を拾う。
それが無関係だった二つの怪異事件に嫌が応もなく巻き込まれる事になる…