誰でもお金には弱い。
お金があれば、あんなこともできるのに、こんなこともできるのに・・・
もしこの社会が、
まっとうに働けて、
それなりのお金をもらえて、
生活ができる仕組みになっていたなら、
もっと人々は穏やかなはず。
しかし、もう「まとま」な社会ではないのです。
不安・不安・不安!
恐怖・恐怖・恐怖!
誰も私を助けてはくれない。
誰もあなたを助けてはくれない。
だからみんながお金にすがる。
なんとかお金を増やそうとする。
そして手っ取り早く、
お金が増えそうな株をやって、
わずかな財産を根こそぎ持っていかれた、
哀れな男の実録小説です。