零れ落ちそうな赤く熟れた太陽に照らされて、
雲は恥じらいに染まりゆく
夜は躊躇いがちに時の裳裾に手を伸ばし、
おずおずと、ミルクのように空で溶け合う
全ての始まりであり、
全ての終わり・・・・
その美しき黄金の、
『夕紅-ゆうくれない』