彼の一言

作者絢音

好きな訳じゃない。ただ仲の良い親戚で、友達。「好きなんだけど…」。でもこの言葉が、嬉しくて仕方ないのは、どうして?

ただの、仲の良い友達のような感じだった。




近すぎて、自分の気持ちさえもいつしか見失って…。




本当は、気付いていたはずなのに、わからなかった。




ねぇ、気づいたのは、あなたの一言。




その一言がなければ、

きっとあたし、自分さえも見えなかったよ。







恋愛小説短篇企画

4月のテーマ

【エイプリルフール】

※このお話は、フィクションです。