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桜の樹の下に異色の恋愛モノだ。だが、実にいい色を持っていると言える。桜色、に程近い色だろうか。私にはそのように感じ取ることができた。物語の核となる「事の顛末」こそまだ洗練できる部分はあったと思うが、アイデアは実にいい。二時間で練りあげることができたのも、作者の創造性や発想力が働いたからだと思う。他の作者には真似できない、いい意味での「毒」の持ち主である。この個性を大切にしていただきたい。