愛したがりやのsweetheart

作者田中乃々




駐車場へ車を入れるのが

とても下手くそで



味覚はまるで子供みたい



涙もろいし



そのくせ笑顔はやけに

大人っぽい



そんな彼は



あまりにも私を――




「スミマセン。ゴメンナサイ。いい加減離して下さい…!!!」


「うーん。じゃあ、もうちょっとしたらね?」




―――あまりも私を



愛しすぎていやしませんか!?