土方歳三と沖田総司、そして芸妓・月野。新撰組史に三様の想いが絡む歴史小説。
文久三年春五月。
後の世に“幕末”と呼ばれる時代。
わたしは京にいた。
生涯忘れない、忘れられないひとに出会う為。
愛しいひとの面影は、今日もわたしの人生で、消えない光を灯し続ける。