主人公、冬花が小さい頃に買ってもらった人形を引越しする際に見つけた。いらないと決断してゴミに出したのだが…。
ギシッ…ギシッ
ねぇねぇねぇ?
わたちの事
忘れてないよね
ギシッ…ギシッギシッ
「や…あぁ…」
ねぇねぇねぇねぇっ!!
捨てないよ…ね??
ギシッギシッギシッ…ギ…
聴こえるはずがない
人形の声が
鼓膜を震わせる。