「なんだこのぶっさいくなぬいぐるみ」


教室に5人いる子供達のうちの、金の髪をした1人が教室の真ん中にぽつんと置かれていたぬいぐるみに手を伸ばした。


「……にー……しー、ご……」


ふと、声が聞こえた。


「あ?誰か……しゃべったか?」


皆一様に首を横に振る。

金髪の少年は怪訝に思いながらもそのぬいぐるみを手に取った。


「なんだ……丁度良いじゃねーか」


薄気味のわるい笑い声を出しながら、ぬいぐるみは喋った。

そこにいた5人の子供達の絶叫や、驚いた顔など我関せずといった様子でぬいぐるみは喋る。


「面白いゲームを教えてやるぜ」


さあ、ゲームスタートだ。


ぬいぐるみがそういうと、そこに居た5人は一瞬の内に煙のように消えてしまった。


「」