はじめて子犬を買う方へ

作者アンリ

イヌとはどういう動物?

オオカミからよき伴侶のイヌになっていた。

イヌは、およそ12,000年もの昔に、北半球に暮らしていたオオカミから家畜化されたものと考えられています。おそらく、人間の残飯をあさっていたオオカミの子を人間が手なずけ、夜の番や狩りの際のパートナーにしていくことから発展し、やがて牧羊犬など人間の仕事を手伝うイヌに育てたり、ペットとして飼うことだけを目的として今日にいたってきたのでしょう。

 人間は選択交配を繰り返しながら、多くの種類のイヌをつくってきました。大型種もいれば、両手のひらに乗ってしまうような小型種もいます。長毛種や短毛種など、姿・形も千差万別です。

こうして人間がつくり出したイヌたちは、人間とともに暮らす良き伴侶であり、最も身近な動物となりました。