さとみなおき

死というもの
体を失くし人々の心の中からも消えていく死というものを、センチメンタリズムに流されずに淡々と描いていくドライな感覚に、前半はこころが冷えるようでした。
生を超え死を超えて無私となった主人公の、最後の執念の行動は感動的です。