作品コメント
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- 雨。
すごい!
とにかくすごかった!!
ちょっと切なくなった。
短いのにすごい満足感に浸れた
是非読むべき めっちゃおすすめ - 輝煌ともか
引き込まれる文学
亡くなった者の視点での物語に、これほど引き込まれたことはありませんでした。
死んだ後というのは誰にも説明できないものであり、だからこそ物語の中に描くのは難しいと思います。
けれど、まるで本当に体感したような細かい描写に、思わず納得してしまいました。
そして、終わり方には胸を締め付けられるような感動を感じました。
予想していなかった展開でしたが、読み終わった後、不思議と心が切なく温かくなりました。
素晴らしい文学をありがとうございましたo(^-^)o - to-ya
生者を悼む死者の唄
今という時の一点に立ち、明日への一歩踏み出す事を許された者達。
生きている者達・・・・・・
私達は須く親しい者の死後、その魂の安寧を願い、そして悼む。
しかし、この作品では死して後『場所』に縛られ、流れ行く『時』から見放されて尚、最愛の者の紡がれ行く未来を想いやる少年が儚くも鮮やかに描かれていた。
死者が生者を悼む。
それは余りに切なく、されども柔らかな旋律で奏でられる『鎮魂歌』のようだ。
作者の『言の葉』に対する類い稀なる音感が、そのように感じさせるのかもしれない。
余りに上質で、携帯小説である事にある種の焦燥さえ覚えてしまう。
今後の作品創作に大変期待させられる素晴らしい短編小説。 - 千里
感動しました…!!
一言でいうと『美しい』です。
周りの風景や主人公の心情が静か且つ繊細に書かれていて、この作品そのものが一種の芸術だと思いました!
一言一言が心に何かを訴えかけ、最後はうっすら涙目になりました。。。
夏眠、最高です!! - ひな
携帯小説には勿体ない!
漢字というのは一文字だけでも意味を持つ。
この小説は言葉の一文字一文字に意味を持たせ全く無駄がない。
携帯の液晶画面ではなく紙媒体でじっくりしっかり読みたい!
文字から溢れ出す夏の匂い、鮮やかな生の世界から色を無くして行く死の世界。聞こえていた鮮やかな音。
描写は言うまでもなく、はかなくも暖かいラストは短編とは思えない満足感を与える。
これぞ『小説』
是非一度お読み下さい! - 周泰
素晴らしい文才
小説を読みつけた私も、最近ここまで良く出来た話を読んだ記憶がない。
文章から薫り立つフレーバーはどことなく村山由香を感じさせる。
女性ならではの感性と繊細で瑞々しい文章 …
この作品は2つの極みにある「村山由香」の高さに到達するのでは?と恐れを抱かずにはいられない。
いや、死して尚消えぬ想いを、犬の体に宿り昇華させるとは発想は乙一氏を彷彿とさせる。
筆者は「乙一の発想で書く村山由香」とでもいったところであろうか?
作中で周泰が心を奪われたフレーズがある。
[空虚な絶望の真ん中で「清香」
口を突いて出たのは、彼女の名だった]
この小説を象徴するかのようなフレーズだが、これがすごい。
普通の恋愛物ならば、
「なんと過剰な表現だろうか?」
と思うのであろうが、
主人公は本当に死んでいるのだ。
本物の空虚な絶望の中… 愛しい幼なじみの名を呼んだのだ。
大人になり、黒づみ始めた私の心を、落ち着かなくなるほど軽くしたフレーズだ。
皆さんもこの「夏眠」を読んで、落ち着かなくなるほど心を軽くしてみてはいかがだろうか?
癖になる清々しさと、私が保証する。 - 三田ばーばら
ふたつのウロコ
語彙の豊富さ、
表現力の豊かさはもちろん、
私にとって、発見の多い作品でした。
たとえば、
普段なんとなく使っている「未練」という言葉。
説明しがたい複雑な感情を的確に表現されており、「あぁ、未練ってこういうことなんだなと」と、目から一つめのウロコ。
二つめのウロコは、
「死が終わる」という概念。
だとすると、
猶予があるんだ、と喜びながらも……
その場に縛りつけら得る恐怖には耐えられそうもないので、できるだけ未練を残さないように生きていこうと心に誓った私です。
心に残る作品をありがとうございました。 - まぐろ
最高峰の純文学
まず題名に惹かれました。
そして、描写力が凄い。特に、主人公が死んだ時の描写は驚かされました。あの描写は大好きです。
ストーリー展開や構成も目を見張るものがあります。
切なく考えさせる良質な純文学です。とても、おいしく頂きました。
携帯小説のレベルをはるかに超えた作品だと思います。 - Coi
不思議
なんだか読み終わったあと、とても不思議な気持ちになりました。
登場人物それぞれの悲しみや辛い気持ちが、読み手にもひしひしと伝わってきます。
それでいてラスト近くでは、主人公の必死で全力な気持ちが伝わり、終わったあとは少し晴ればれとした気分になりました。
あと、なぜかとても懐かしい気持ちにもなりました。
「自分が死んだらどうなるのだろう」とか、死への不安を感じていた子どもの頃を思い出したのですかね…^^;
情景描写が上手で、疑問に思う点も全くありません。
なので、とても満足させていただきました♪
素敵な作品をありがとうございました★ - 夏伐さやか
泣ける
純之の清香に対する想いが最後まで溢れていた作品でした。
彼の想いが切なくて、泣けました。
描写がとても丁寧で美しく、イメージしやすかったです。
清香もそうですが、亮にも幸せになってほしいです。
読後感がよく、読んでよかったと思わせる作品でした。 - 桐原紗綾
生と死
死んでしまえばそれで終わり、ではない。
踏みだそうとする思いがあれば、人は死してもなお何かを動かす事が出来る。
それは非現実的なことだけではなく、現実的にも置き換えられる事だと思いました。
言葉の表現の仕方がとても綺麗で、お手本にしたくなるような作品です。 - じぇにー
一味違う
文章力、構成、情景描写など、ケータイ小説という枠には収まらない程素晴らしいです。
幼なじみ、という現実的な設定が、余計にその非現実的な内容を光らせています。
近年のケータイ小説には飽きてしまった方には、おすすめの作品です。 - のん
生死
すごく繊細で素敵な文章
そこにも惹かれました
生死をさまよう純之…
清香への想い
友の亮の想い
すごく胸にグッとくる作品でした - さとみなおき
死というもの
体を失くし人々の心の中からも消えていく死というものを、センチメンタリズムに流されずに淡々と描いていくドライな感覚に、前半はこころが冷えるようでした。
生を超え死を超えて無私となった主人公の、最後の執念の行動は感動的です。 - mina
切ないお話・・・。
まず、読み終わった後に、鳥肌が立ちました。
純之くんの、清香さんに対する強い想い。
こんなに想っているのにどうにもならないのがもどかしくて、切なくて胸が苦しくなりました。
私だったら、とっくに想いを打ちあけていたと思います。
でも、それは、自分が楽になりたいからという、自分勝手な行動なんだと、この作品を読んで、強く思いました。
結局、最後の最後まで、幼馴染としての役割を果たした純之くんを、尊敬します。
この作品は、とにかく文章力がすごくて、死後の世界なんて、本当にあるか分からないし、想像したこともなかったけど、視覚と聴覚だけの簡素で退屈な世界だったり、その場から動こうとすると、地獄のような苦しみを味わったりと、
実際、そんな世界があるんだと、私の中に刻まれました。
最後に、
≪空虚な絶望の真ん中で。
「清香」
口を突いて出たのは、彼女の名だった。≫
このフレーズが、大好きです。
(不謹慎でしょうか・・・私。)
心に残る作品を、ありがとうございました☆ - 有希
切ない
文章力の凄さに驚きました。人間の醜い部分が現実的に書かれているかと思うと、非現実的な部分も兼ね備えていたり、という、現実と創造がバランス良く合わさっていてとても素敵でした。
内容の美しさ、透明感があって引き込まれました。
是非たくさんの人に読んでほしいです。 - まさーき
死者の目線
景色も心も見えてくる、素晴らしい作品でした。
交通事故で亡くなってしまった少年。少し後ろ向きな彼が、未練と決意を胸に、生き残った者へメッセージを送る話です。
iらんどにはもったいない良作でした。 - 久遠マリ
彼が見た鮮やかな世界
画面の中から言葉を拾うだけで眼前に広がる、暗く不気味な墓地や夏の日の道路。聴こえてくる蝉の声、鼻腔に届くアスファルトの匂い。
読み進めページを捲るその度に、誰かに向かって手を伸ばしたくなるような切なさが沸き上がってきます。
短編ながらしっかり纏まった秀作だと感じられました。
人の強い想いが痛いほどに、涙を流さずにはいられない程に伝わってきます。
冬の入り口に立っているのに、暑さの中に佇んでいるような気がしました。 - ミヒロ
題名から素晴らしい…
題名に感慨を受けました
夏に眠る…
うん。素晴らしい!
ストーリーと見事に調和していますね。
ラストも印象的でした。
ファンタジー要素と切ない恋も読んでいてとても面白かったです。
純之の気持ちも清香の気持ちも亮の気持ちも共感できてしまうのがまた切なかったです。
素敵な作品をありがとうございました!
これからも頑張ってください!! - ヒデヨシ
内容や、それを表現する文章力。とてもバランスのよく取れた作品。
書き手なら誰もが考えさせられる書き方、構成力が余すことなく出ているように思います。
終始変わることのないリズムは、自分自身の中での書き方が出来上がっている表れですね。
これほどの小説と出会えた事に感激です。