かな


切ない、優しい、哀しい、暖かい…そして、幸せな。

そんなさまざまな気持ちが一度にこみ上げてきて、涙が止まりませんでした。二人の行き場のない、どうしようもない気持ちが痛いくらいに伝わってきて。

気がつくと物語の中に入り込んで、主人公と共に喜んだり、傷ついたりしている自分がいました。

また、表現の仕方一つとっても、丁寧かつ思いもつかないような描写で思わずため息をつくほどでした。

ここに描かれている「愛」の儚さ、美しさ…そして強さを、他の方々にも是非読んでほしいと思います。

この物語に出会えてよかったです。