不可解ラプソディー

男女、心理。 思い切りネタバレで申し訳ありません。 浮気相手の妊娠、リストラ、妻の不倫。 こんなことあったら、自殺もしたくなりますよね（妻の不倫は自殺未遂の後ですが）。 人の心の動き、悩みが細やかに描かれていて、嘘も孕んでいたりして、でも不快感は感じない。ついつい読み込んでしまいました。 一度、読んでみて、人の心について考えてみるのも良いかと思います。

絆 一度壊れてしまった関係を修復するのは容易じゃないこと。 夫は自殺まで考えた。 妻は、夫から自殺未遂、リストラ、不倫を一気に告白されても気丈に振る舞うフリをする。 短編ですが、凄く考えさせられる作品で、特にさっちゃんには色々な意味でビックリです。 ただ１点……。 改行までの文が長かったり変なスペース？があるのは、ちょっと読みづらかったです。 でもそれ以上に、本当に素晴らしい作品だと思います。

ドキドキ いきなり主人公の自殺未遂から始まる展開に正直、驚きました。 自殺原因の大部分となる奥様とのやり取りは絶妙です。 小悪魔を演じている奥様の心情、そしてそれに翻弄されていく主人公、二人の奥底にある本音をお互いに出さずに進んでいく夫婦の会話…。 読んでいてとても素晴らしく、どんどん引き込まれてしまう作品です。