「1杯の紅茶の角砂糖3個よりも、
いちごと生クリームたっぷりの
ショートケーキよりも、
甘くておいしいの…、頂戴?」
「貴方様の仰せのままに。」
必ず私の思い通りになる、
そんな現実なんて、つまらないわ。
「ねえ、刺激が欲しいの…
何もかも忘れられる位の刺激が。
貴方は私を満足させられるかしら?」
「期待に添えられますよう、
私でよければお相手致します」
もう元には戻れないと
分かっていながら
また今日も始まりの合図が、
何かが壊れる音が、
聞こえた──
start * 2012.01.01
end * ?