今宵、君に恋をする。

作者あんじゅ

夜が嫌いな今宵は、ある出来事がきっかけで、夜遅くに、ある美男に会いつづける。そのうち心惹かれる今宵だったが、怪しい男に目を付けられ「守る。」と意気込んだが―…。

「…好き。」



「俺は、嫌いだ。」



「俺にしとけよ…。」




今宵、月の下に広がる──







今宵、君に惹かれ、



君に恋し、

君を想い、




君に届ける。






月の、照らすままに……







「…下衆共めが。」




月を壊すなんて ゆるさない。