二人ぼっちの冬の朝

作者春木 兎琉

冬。寒くて凍えそうな冬。


そんな中で知的障害者と言われた貴方は泣いていた。

嘲笑うように貴方を見て去る人々を、私は殴りたくなった。

泣きじゃくる貴方を抱き締めたくなった。


「たとえどんな人間でも、人間はみんな同じなんだ」


一人の女性を一人の女性が支え愛してゆく、そんな物語です。