実のところ成績なんてどうでもよかった。
高校なんて行けなくてもよかったんだ。
それでも塾なんかに通い続けたのは、
先生といる時間が何より楽しかったから。
この感情は恋じゃない。
信頼というものだろうか。
…なんて自分に言い聞かせたけど、
やはり私はあなたが好きだった。
意地悪で、少し俺様で。
最初は大嫌いだったけど。
あなたのそんな態度も言葉も今では…
先生なりの優しさだと思えます。