光のある方へ

作者菊池まあさ

あの日の私達は


お互いを傷付け合った。




ある少女の死により


人間の恐ろしさを知り


お互いに怯えながら


生活していた。



いつしか


私は闇に包まれ


光を知らずに生きることになっていった。



あの日までは-…