愛するママへ

作者結香

「ただいまぁ~!」




「優花姉お帰り!」




いつものとうり弟が言ってくれた。




「はぁ~疲れた…」


ベッドに倒れこんだ私は、ベッドの隣の物置の上にある一枚の写真に目を向けた。




「誰の写真だろ…」



そこにはママと私が笑顔で写っている写真があった。



「今頃ママはどうしてるのかなぁ…」



7年も会っていないため顔も薄覚えだった。



「ママに会いたい…」



最近よく思うようになった。



「あの頃は楽しかったのになぁ➰」