この空の、何処かで。

作者氷彗。

ひらり、ひらりと舞い落ちていく




全てを捨てたあの日。





君の顔が悲しみで歪んでいく。



ひらり、ひらりと、




落ちていく。





整った君の顔が、悲しみで歪んでいく。




心のなかで、何度も謝りながら




私はその場を去った。






曇天に舞い落ちる、紙屑。





その日から、私は『悪魔』と言われた。