ひらり、ひらりと舞い落ちていく全てを捨てたあの日。 君の顔が悲しみで歪んでいく。
ひらり、ひらりと、
落ちていく。
整った君の顔が、悲しみで歪んでいく。
心のなかで、何度も謝りながら
私はその場を去った。
曇天に舞い落ちる、紙屑。
その日から、私は『悪魔』と言われた。