クラスメートからイジメを受けた佳月はかつて同じ目に遭っていた親友を助けられなかった経験あった。再び会いに行った時、彼女は記憶も感情も失っていた。
大手企業の令嬢として閉鎖的な学園に通っていた御子波佳月は、普通の人間関係を求めてフツウの高校に進学した。
そこで待っていたのはただ無視され続けるというイジメだったが、かつて彼女自身、図らずも親友のイジメに何もすることができなかった辛い思い出があった。