特殊能力系現代(近未来?)ファンタジー。 おそらく恋愛要素アリ。 シリアス有。 笑いは……あったらいいな。

 あの空は蒼かった。

 夜の闇に覆われた、真っ青なんかじゃない、暗い蒼――

 それは、同じく蒼く光る月に照らされた色。

 ぼんやりとしか光っていないのに、異様な程に周囲を自らの色に染め上げている蒼い月。それ自体が異様な存在だ。だけど、確かに今空に浮かんでいるのは、そんな月だった――



 Darkblue Moon-真実の扉-



 蒼く光る月の下で、今――

 自らの運命の渦に飲み込まれた少年の物語が幕を開けた……