私は自分を傷つけてきたから。
そうやって恋愛からも人付き合いからも逃げてきた莉菜。そんな莉菜の頑張る高校生活を綴った小説。


素直になれずに、もう高校生になった。

家庭もなにもかもが普通。


だけど、ふさぎ込んでいく少女。


学校での生活はまだ誰も知らない。


少女は堪えることしか知らない。


自分を傷つけることしか知らない。


皆死んでしまえばいい。


少女はこの生き方しか知らなかった。