「ウツです」
躊躇なく断言する精神科医
動揺するのは患者の方である
まさか…私が…
何故?
自問自答の末、自ら深みにはまる
答えの見えない「闇」の中
自分が生きてる価値を問う毎日
閉ざす心の中の「叫び」は誰の耳にも届かない
でも助けを求めてる…
誰に?何に?
強くなっていく薬に思考能力も奪われたか?
疲れた…
疲れた…
頭の中で繰り返される言葉
「頑張って」
聞き飽きた…
何がわかる?
どうせ人事!
気休めにもならないどころか
余計に苦しめる言葉だ
元気な人に合う程惨めに見える
「頑張って」と言える人にはわからぬ気持ちだ
出口がないように見える現状
「出口」を見つけるまでの
「生きる戦い」を
実話に基きつづらせて貰う
同じように苦しむ人も
「出口」を見つけられるように
彼女たちの願いを込めて…