巫女様だけを愛しています。

作者夢羽

わたくしには貴方が居るから他はなにも必要ありませんわ…妖×狐つきのお嬢様





愛に触れたことのないお堅いお嬢様



「あやかし、これ以上私‐ワタクシ‐に近寄ると浄化しますわよ。」




そんな彼女を愛してやまない執事擬き!?



「またそんなご冗談を、お嬢様はお優しいですからけして俺を消せませんって」





わたくし、一応神社の巫女をしていますの。


霊力が高いお嬢様は人々からは求められ

身内や両親からは蔑まれていた





「お邪魔でしたか、皆様。今すぐ私は消えますのでご安心を。」


「またまた寂しいなら寂しいと仰ればよろしいのに…お嬢様はなんて可愛らしいのでしょう、」




「黙りなさい。あやかし」





素直に慣れない…じゃなくて、素直にならないお嬢様とあやかしのお話