さぁ、始めようか鬼ごっこ
偽りを全て消して見つけて?ホントの私。


あれは…いつだっただろう?

私が私で無くなった日




―――――悲しくて

怖くて――――――



全てが嫌いになったあの日。




『ねぇ、どうしたの?

いつも元気だったでしょ?』


『元気出せって。また苛められたか?』




…心配してくれた二人の幼なじみ…


君たちは知らない…

―――…いいや、知らないで



“醜い私を”



いつしか二人は夜の町の恐い鬼になっていた。




―――――1人の少女は夜の番人

二人の少年は夜の鬼――――――――




絶対に交わってはいけないよ?

もう元には戻れないから。



──極道の息子に金持ちのボンボン──

そして………君。



『もう私はふたりのことを

忘れたよ?


ねぇ…さようなら


笑って』







偽り/双子/若頭/お金持ち/執事/