――文明が繁栄し頂点に達したとき
世界は何を得るのだろうか――
荒廃したスラムの一角で何でも屋を営む少年。
孤児院で育ち孤児院の子供たちを見守る少女。
二人の運命が交差するとき
二人は自らの出生の秘密を知る。
そして世界の歯車は
軋み始める……――
『争いの中で生まれるものは
勝利と、敗北と、傷跡だけなのだから』
『私は……あなたと対でいい。
だから……あなたのためなら、私は……』
『俺は……俺の進む道を作るだけだ。
――邪魔すんじゃねぇッッ!!!』
重なる世界とその行く末を辿る
SFボーイ・ミーツ・ガール。
――世界は 一つとは限らない
人類は 持ち得る乏しい知識のみで
物事のすべてをはかろうとするからだ――