「あっ、先輩~!!」俺はあの人たちの前でしか素でいられないんだ。大事な俺の居場所。大好きな場所。3人の生徒会役員が孤独な悩みを抱えてる。
男のくせに。
長男のくせに。
副会長のくせに。
俺の普通が、
みんなの普通じゃない。
みんなの普通が、
俺にとって、普通じゃない。
「・・・・・俺だから、嫌なの?」
初めて僕は、
涙を流すほど辛い
“恋”
というものを知った。