【長編】雪色ラブレター。

ドラマみたで切なすぎる恋物語！！ こんなイイ話が読まれないのはもったいないです！！ まだ完結してないけれど、祐二と凛の好きすぎて触れ合えない恋がﾄﾞｷﾄﾞｷします。 祐二も凛も心に消すことのできない傷を抱えていて、好きあってて、それでも伝えることのできない恋。 ぎこちない二人のふれあいが切ないです。 凛の家庭環境も複雑で虐待を受けながらも、父親を嫌いになれない気持ちや母親に対する思いとか、家族にすいても考えさせられます。 結末がとても気になります！！ 文章もとても巧くて、もし完結したら書籍化するべきだと思います！！

小泉秋歩

2007年4月15日

人は「真実」から目を逸らし続けられるのか？ コンビニで働く少女・凛（りん）は、最近、ある客のことが気になっている。 決まって早朝６時に来店し、水と野菜ジュースと卵サンドとセブンスターを買う男。 だが、ただの店員と客の関係、好きになったって仕方ない…そう思っていた凛に、その男は不意に声をかけるのだった。 「君、綺麗になりたいとか思わない？」 その男は、凛の顔に日々増えていく沢山の傷痕が気になっていたのだ。 突然の申し出に戸惑う凛。 凛は、実の父親から虐待を受けていたのだった―― 心に「傷」を抱えた、凛と祐二の不器用なふれあいの物語。 互いに相手に深入りするのを避けながら、自分の心をさらけ出すのを恐れながら…それでも少しずつ２人の距離は縮まっていきます。 ２人を見守る「小春」の存在が頼もしいです。ちなみにこの作品は、小春を主人公とした『俺の中のアタシ。』の続編でもあるので、そちらも併せて読むと面白さが一層深まるでしょう。 また、祐二に想いを寄せる香代子の存在も気になります。 「面倒事から目を逸らし続けてきた」祐二は、凛を苦悩から救い出すことができるのでしょうか――？