都内でも有名な進学校に通う、遠屋 楠根(とおや くすね)はある「重大な秘密」を抱えながら、ぼんやりと無気力に日々をすごしていた。

幼い頃に精神病で入院した親の代わりに引き取られた先の家でも、居場所のない毎日。

ひがな一日空を眺めて絵を描くという学校生活を送っていた彼女は、ある日屋上である一人の青年と出会う。

校内全面禁煙の中、屋上で堂々とソレを破ったその人は、楠根の学校に新しく赴任してきた数学教師で担任様?

しかもそのセンセイ、七野 飛鳥(しちの あすか)はちょっと変わった不思議なヒトで、しかも楠根と同じ「秘密」を抱えているという。

ちょっと擦れた生徒が先生に提案した「ある一つのゲーム」を巡って、この世の不思議が集まりだす・・・?