疲れた女神 l ~サキヨミ~

作者Chikai

“神様”が見える目を持つ碧眼の少年と、“未来”が見える疲れた女神。《未来を知っても、つまらないだろう?》彼女はいつも、終わりを望んでいた。





何にでも神はいる。



水にも、火にも、何にでも。




勿論未来にだっている。



彼女はその、



未来の神だった。





《未来を知っても、つまらないだろう?》




冷めた声音でそういう彼女は、



ただただ、その未来が過ぎゆくのを見ているだけだった。







※この物語はフィクションです。

 実在する人物、団体等とはいっさい関係ありません。




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