暗い夕焼けに、さよなら【完】

作者

価値のないあたしは、もう死ぬしかないと思った。

揺れる海。悲しむ波。


すべてが私を包みこんでくれる。


失恋の代償は、自分を失うこと。


そうしなければ


自分自身の価値がないと思った。



暗い夕焼けに、さよなら