ウタカタの蝶 / 蜜咲アヤ

作者乙女集会



とめどない思考

眠りの淵に私は微睡む


矛盾と、

小さな絶望と、

圧倒的な快楽に、

私の脳はいつしか

考えるのを止めてしまった。


たゆたうように、私は

一体どこに行けばいいのだろう




ひらひらと舞う蝶の行く末は


――きっと誰も知らない…