葵 凛香

『殺サナカッタラ 殺サレル』
大人でも危険な状態の世界に迷い込んだ10歳の子供たち。
まだまだ未熟な子供たちに『人を殺す』という大きな決断が迫って来る―。
設定が子供なのがまず新鮮でした。

1ページの文字数が少ないのも手伝って「ここで一旦止めよう」と思っても、思わず先へ先へとボタンを押している自分がいました!

人の心理に迫ってくる恐怖!
人間って怖いなぁ、と感じました。

欲を言えばもう少し経緯の説明書きがあれば納得しやすかったかも。
でも終盤のあのスピードと幕切れのよさはすごくよかったから、それを保つにはしかたが無かったかな?