この話はありきたりなんかでは終わりません。あなたは大切な人との別れを素直に受け止めれますか?『美樺が病気じゃなくて俺が病気で本当によかった』
ーただいま。ー
私はこの言葉をどれだけ待っていただろう。
ねぇ秀?
私がどれだけ泣いたと思う?
涙なんてすぐ枯れるんだよ…
あの夏私は涙をどれだけ恨んだか…
分かる?
秀…
なんで夢でしか笑ってくれないの?
なんで私だけこんな思いしなきゃいけないの?
置いてかないでよ…
ばかー…