君に、捧げる物語

作者karen

僕が思い出す君は、いつも笑っていた。


大学のキャンパスでの出会い。

音楽なんてわからない、っていいながら来てくれた僕のライブ。

男友だちみたいに、酒を飲んで騒いだ夜。


僕が、足を失った、あの日。


好きだって告白した、あの時。


だから未来(みく)、ずっと、笑っていて欲しい。

それが、僕に出来る最後のことだから。


★実話をベースにした、純粋で悲しい、恋の物語。