なぁ、知ってたか?
他の席が空いているのにもかかわらず俺が美沙の隣座る理由。
いつか空けてくれなくなる日がくるんじゃないかって俺はいつも心配。
『な~に?亮。』
甘えた声出しやがる腐れ縁のお前が俺は好き。
―葛城亮(カツラギリョウ)視点
『おはよ、佐々木くん。』
そう言って笑いかける高橋さん。
その甘い笑顔にほれてしまったんだよ。
でも君は彼が好き。
分かってるんだ。
―佐々木くん視点。
本編とは別視点で描かれています。