化け物と呼ばれた人間と、人間を知りたいが故に人間になった妖精の物語。
彼らは〈化け物〉と呼ばれる人間だった
一度に大切なモノを全て失い
誰にも愛されず
ただ殺されないように
生きるために自分のために
生きてきた
「ねぇ君たち人間?」
そして彼らは出会った
青い空の下だった。紅い血の上だった。
彼らは詩をうたいながら旅に出た。