破滅と断罪のロンド

作者@2260379280353653742

遥か昔、預言を詠んだ者は願った。

自らの残す預言を、「一つの可能性」として人々が見定めることを。


しかしその願いは

人々によって裏切られた。


預言を詠んだ者は、人々の在り方に嘆いた。

そして一つの決意へと辿り着いた。


愚かな人々へ

絶望と、断罪と

破壊の調べを。


遥かなる時を越えて

再び預言を詠みし者、

そして預言を詠みし者の騎士達は立ち上がる。




―――これは始祖ユリアの、世界への結論なのだ。




滅と断罪のロンド