自分の中にある、不思議な力。その力が目覚めた時、菜月は普通の女の子ではいられなくなった。この力は、何の為に与えられたのか!
知りたくなかった・・・。
自分が、他の人と違う、なんてこと。
何処にでもいる、普通の女の子でいたかった。
目覚めてしまった”力”を、自分ではどうする事も出来ないなんて・・・。
神様は、いじわるだ!
菜月は、このまま霧の中を、歩いていくしかないの・・・?
これが、私の宿命ならば、
せめて、
この”力”は、何の為に授かったのかを、
教えて欲しい・・・!