物はいつか朽ちるもの。
人はいつか死ぬもの。
そんなことはわかっていたんだ。
だけど智香が俺の前からいなくなって、
死んだてことはわかってる。
だけどさ、心の中でまだ智香の死をうけいれられていない自分がいる。
いつか智香が戻ってくる気がしてた。
そんなことを考える間にまた暑い、暑い夏が訪れる。
だけどさ、智香はもう俺の傍にはいない。
俺はあの智香とすごした夏を永遠に忘れないと思う。