商店街の恋人

作者abon

雪が振りだした。

私は、予想しなかった。

この冬最大の、予想外の積雪量になること。

世の中が、パニックになるってこと。

未来なんか誰にも予想できない。

だからね、予想外、想定外っていう。


相楽くんと、公園であった。

相楽くんは学校の友達。

高校生にしては、珍しく…もないかな…。

彼は、アマチュアの落語家だ。

落語って、私には全くわからない世界。


彼の見た目は、茶髪に癖毛風のパーマで、

制服は、きちんと着ている。

身長は、170センチくらいで、痩せてはいないし、

太ってもいない。

眉毛は整って、茶色の髪に合わせたようにしている

目は大きくもなく、小さくもなく、腫れてもいない。

笑うと、えくぼができる。


そんな彼は、予想外に、恋をしている。